私の父がよく言っていた言葉 『平凡が一番でそれが難しい』 平凡とは特別幸せでも、特別不幸でもない 少しの喜びと少しの悲しみ その間で心が揺れ 何てことなく日々が過ぎていくこと… 思春期の頃は、何てつまらないことを言う父親なんだろう… なんて思ったこともあったが、今はその気持ちがよくわかる
家庭を持ち、子供ができ、年を重ねるごとに命と責任の重さを感じるようになった
特別なことのない平凡な日々が一番幸せなのだと感じる
悲しいかな…、人がそのありがたみを痛感するのは、平凡な日常を失った時
いつも通りの『行ってきます』 いつも通りの『行ってらっしゃい』
あたりまえの『ただいま』 あたりまえの『お帰りなさい』
いつも通り…あたりまえ
そう… 失うまでは
人生…どのタイミングでどうなってしまうか分からない
だから平凡な日常こそ一番幸せでそれを継続していくことが難しい
やっと父親の言葉が身に染みるような歳になった…
平凡の継続は 特別よりも難しい
tomi
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